第九天 高雄、後壁~白河~嘉儀

恩人蘇哲儀さんと再会できるか・・  走行27キロ


5月20日

背包41を出て10時10分の各駅停車に乗った。

目指すは後壁(ホウビー)駅

そして白河、三間暦のセブンイレブンに行く。

蘇さんに会えないにしても何かしらの手掛かりは得たい。

 

ホントそれだけの為に寄る

後壁の駅に着き、台湾号を組み立てた。

ここから172甲線を白河へそして165線を北上した三間暦の5差路に蘇さんが働いていたセブンイレブンはある。

去年の12月この辺を走った時とは違いあたり一面の蓮の花でお浄土のよう。

普段なら立ち止まって撮影する風景なのだがそれどころではない。

 

三間暦のセブンイレブンは去年と同じ場所にあった。

自転車を止めて店に入った。

カウンターに蘇さんはいなかった。

でもコピー機をいじっている店員の顔は見覚えがあった。

 

ゲバラは彼に言った。

「去年の12月、2匹の子犬を連れてきた日本人ですが覚えてますか?」

店員は大きく首を縦にふった。興奮している。

そしてカウンターにいるもう一人を指さした。

恩人蘇哲儀さんと銭ゲバラ
恩人蘇哲儀さんと銭ゲバラ

 

蘇哲儀さんだ!!

 

少し太って眼鏡をしてたので分からなかったのだ!

 

蘇さんを探しに来たのに気づかないなんて・・

やらせなしでやるとこんなもんなんだろうか・・

ゲバラは母を求めて3000里の旅には出ないほうがよい。

蘇さんとはいろいろ話をした。 

次会うときは必ず犬達に会わせると約束してくれた。

蘇さんと別れセブンを後にした。

ゲバラ不覚にも泣いてしまった

 

蘇さん お願いだからメールチェックしてね・・

そのまま165線を北上し嘉儀に入った。

去年もお世話になった嘉儀駅前、蘭井街の安蘭居国際青年館(通称アンジェラホテル)に泊まる事に。

部屋も寝床も去年と同じ場所だった。

 

半年ぶりの嘉儀、宿のスタッフが「実はこの辺日本人の建てた家がそのまま残っているんですよ」と話していたので散策すると あるあるある 終戦前だから築70年以上の日本家屋が点在している。 これは凄い。

日本ではもう見ることができない日本家屋が嘉儀にあるなんて・・・

感動したっ!

ピータン豆腐と牡蠣のオムレツで一杯どころか何杯もやった。

 

 

〆は言わずもがな嘉儀にきたらこれ 雞肉飯

酔うほどに蘇さんと再会できた事が夢ではないかと思った。
ほんと出来過ぎ。

                                          つづく 第十天

                                        つづく 第十天