第七天 6月1日 復活!小琉球から高雄へ 走行78キロ

愛文マンゴーが4つで45元!!!
愛文マンゴーが4つで45元!!!

5時に起きて昨日スパーで買ったライチとマンゴーをこれでもかと食べた。

一晩冷蔵庫で冷やしたライチ&マンゴーは神様の朝食で、これほど贅沢な話もない。

日本で買ったら10000円以上するフルーツが台湾では350円で買える。

 

この信じ難い情報に一切の誇張は無い。

 

 

東港~小琉球~高雄
東港~小琉球~高雄

さて、ここ東港は台湾の 大間 です。 そうマグロの町。

毎年5月~7月にかけてマグロ祭をやっているそう。 

だから8時に宿を出て東港魚港に行った。

体調は良い。 一晩寝て復活した。

 

東港の中心部は迷路で真っ直ぐ走っていたつもりがまた同じ所に戻ってきたり一筋縄ではいかない。

「区画整理」とか「上下水道完備」などが20世紀中に済んだ先進国においてこれは貴重。

無秩序に形成された街並みと魚臭い潮風が太陽でカンカン照りにされていた。

 

道すがら「華僑市場」への案内板が目につき、誘導されるがままにそちらへ

南国特有の鮮やかな魚やマグロの内臓、日本ではあまり見ない物がおもしろい。

そして華僑市場の先にある魚市場ではマグロ専売店がチラホラ、うん~ん高い。

夕張でもメロンは高い。それと同じか。

華僑市場隣の船着き場では小琉球という島への連絡船が出航している。

せっかくだからと400元の往復チケット+自転車運搬券50元を買い小琉球へ

この1周15キロほどの島へ行った事で、沖縄未上陸のゲバラも琉球には行った事になった。

思ったよりアップダウンが厳しい小琉球を1周し、東港から高雄へ。

 

途中、西瓜汁という看板のお店がありスイカジュースを初体験。

巨大な球体スイカと氷を1:1でミキサーにかけ砂糖と謎の粉を混ぜていた。

どうせ水っぽいんだろうと思っていたら超絶美味し。

これは今まで飲んだ飲み物の中で一番うまいかもしれない。

謎の粉は梅子粉というやつでこいつがいい仕事している訳だから後日台北で探して大人買いしてやった。

高雄には明るいうちに到着。

いつもの背包41のお世話に

これだけ清潔で400元1400円で泊まれる宿は少ない。

その上常連なので特別に350元にしてもらった。

 

荷物を部屋に置いてすぐにあいつを探しに出た。

あいつとは 阿哥アーグー というこの近辺の人懐っこいボス猫。

この縦断旅を始めた2016年からの付き合いでいつも抱っこさせてくれゲバラを癒してくれる。

この時アーグーはどこかに出ていて会えなかった。

高雄の王記牛肉麺の麻醬乾麵 これはおいしい。
高雄の王記牛肉麺の麻醬乾麵 これはおいしい。

 

夜市が始まるのはだいたい17時位から

背包41の近くには徒歩圏内に興中夜市、そして自転車で5分の所に忠孝夜市があります。

この晩は忠孝→興中とはしごをし、〆は

王記牛肉麺の 麻醬乾麵。

まだどのメディアにも取り上げられていないこの店のこの麺は傑作です。

にんにく、酢、ごま油、高菜を足してお好みで辛味を

 

高雄に来たゲバラが必ず食べる麺をぜひ

 

大満足で宿への帰路 突然悲しい事実を知った。

 

阿哥 あのアーグーが3ヶ月前に交通事故で亡くなっていた事。

 

付近の人に聞き込みをしていたら「アーグーはちょっと前に死んじゃったよ いい奴でこの辺のみんなが悲しんだよ」と

背包41のオーナーもその前のクリーニング屋さんもゲバラが悲しむと思ってアーグーが死んだ事を隠していた。

それまでに聞いた人全てがアーグーの死を知りながらアーグーの死を伏せた。

そのくらい地域に愛されたアーグー。

ゲバラが高雄に行く動機の一つがアーグーだった。

気まぐれ猫 阿哥  ありがとう!


第八天 6月2日 人と会う身体を癒す 走行6キロ

台湾第二の都市高雄

海に近く湾口が整備されており日本でいうと神戸のような街か・・

現地の人は高雄を「カオション」とか「ガオシャン」とか言う。

ゲバラはこの高雄訛りに耳が慣れない。

しかしそんなハンデを上回る縁が高雄にはあります。

 

まず2014年~2015年台湾から岩手にワーホリに来た陳エイユことなおちゃん、それと2016年自転車東北1周をされた陳雨樹さん戴秋露さん御夫妻が高雄にお住まいで、この旅を第一回から支えてもらっています。

 

 

10時なおちゃんと待ち合わせ、高雄文化中心という公園をぶらりした後、多一點珈琲館という敷居の高い本格カフェに。

いつもの昼飯の5倍位するランチですが、料理は本物でした。

 

そして夜は陳雨樹さんと合流し 阿哈 というステーキ屋さんへ

 

自転車で日本一周した経験のある陳さんはチャリダーの気持ちが分かるし、ゲバラの父のような存在。

 

1年半ぶりにお会いしたのにその時間を感じない。

このご縁に感謝しています。

 

 


第九天 6月3日  いざ台南へ   走行56キロ

後ろ髪を引かれる思いで高雄を出発、台南を目指します。

寄道をしながら気ままに走る。

田舎道を走っていると旧日本軍が作った円形トーチカがそのまま残っていたり、おじさんが素潜りでドでかいウニを採っていたり、いろいろな風景と出会いました。 これも自転車旅の醍醐味の一つ。

 

くくく・・首のない人が歩いていた・・

台南のランドマーク的建築物 林百貨店屋上
台南のランドマーク的建築物 林百貨店屋上

16時、台南に到着。

いつもお世話になっている福憩ユース中正店に投宿。

するとあの三か国語話す女子店員がゲバラを見るなり

「オゥ~!」っと 覚えてくれててありがとさん。

 

直ぐ台南の友人夫妻に電話し今夜一緒に飲む事に

 

連日ご馳走になり過ぎて罰当たりなゲバラ。

みんなありがとう!!!

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