5月21日
写真データによると朝9時半また雞肉飯を食べている。
だから起床は9時ごろのはず、この日は嘉儀から電車に乗って台北に戻りそこから平渓線の猴硐(ホントォン)駅まで行きます。
このホントォンは猫村と呼ばれていて猫好きのゲバラにとって楽園なんです。
嘉儀を10時17分に出発して15時30分猴硐に到着。
沢山の猫に癒されたゲバラは一路九份(ジュウフェン)に向った。
あいにくの雨だけど東海岸の山越えに比べれば何のことは無い。
ゲバラは九份への坂道をえっちらおっちら急いで登った。
今回の旅で最後の山越えだから力を使い果たしたかった。
九份には明るい内に着いた。
バス停に展望台があり、その上のセブンイレブンから小道に入ると商店がひしめき合っていた。
ここがあの 千と千尋の神隠し のモデル地か・・
これまで大自然を走行してきたゲバラにとってここ九份は観光客が乱交パーティーしているよう。
女子率も高いが、もう女子じゃない率も高い。
でも、もう女子じゃない人達も、女子のような格好をしていているから凄い。
すけすけのキャミソールからはみ出した腕には明らかに我々とは違うハンコ注射痕が でん とある。
そんな悩ましさが充満する中、一人の日本産おばさんが「自転車のお兄さんでしょ~!」とゲバラに手を振ってきた。
聞けば、おばさん達は九份の坂道を走るゲバラをバスから見ていたそうで、その際ヘルメットの日の丸を見て、本当に日本人なのか?と話題になったそう。
「本当に日本人なの?」 「はい 日本人ですっ!」 それ以上ふくらまない会話は3秒程度で終了した。
(後日談になりますが、この一団になぜかチョンマゲのおじさんがいて2日後の帰国便でなんと隣の席だった。 仙台のご夫婦でした。)
全身びしょ濡れでこの日の宿 途中九份国際青年旅舎に入った。
ドミ一泊600元1900円 ここ九份でゲバラが泊まれる唯一の宿になる。
シャワーと洗濯を一緒にして街に出た。
ここで初日からの収支データが雨水でスープになったのを知る。
ゲバラは観光客とは反対に海の見える展望台へ行って夜景を撮影した。
この日はセブンのインスタント麺2つを食べて寝た。 つづく 第十一天 最終回