台湾縦断自転車旅2016

今回の旅に出資して頂いた企業、個人の皆様 無事に旅を終える事ができました。 

本当にありがとうございました!

 旅のレポートと決算報告を赤裸々に致します。

第一天 成田~台北

銭ゲバラ出発! 2016年11月29日


台湾を自転車で縦断する事になった。

東日本大震災の時台湾から頂いた多大な支援に感謝を伝える という目的だけど

実は同様の目的で3年前の今頃、つまり2013年にも台湾に行った事がある。

 

一応「感謝の手紙」を用意していき台北駅前で配ったりしたが、台湾市民の反応は困惑する人がほとんどで、中には私の事を被災者と勘違いした市民から現金をポケットにねじ込まれたりもした。 

つまり以前同じ企画で大失敗をしている。

 

できれば多くの人に謝意を伝えたい、そして困惑や誤解を生みたくない。

紆余曲折を経てたどり着いた答えが

 

「謝謝台湾」と背中にデカデカと掲げ台北~高雄まで自転車で走ってやろう だった。

 

なぜ被災者でもないのにお礼に行くのか?

なぜ 銭ゲバラ という名前なのか? バカじゃないのか?

 

初めに説明すべき点は多々ありますが、日が暮れる前に本題に入ります。

 

11月29日盛岡発~新宿行きの深夜バスは史上最安値の2500円!
道中、後部座席の女が破壊的な放屁をし車内はバスガスバクハツという惨状。

窓の開けられない深夜バスにとってそれは辛すぎる出来事だった。

 

早朝6時バスは新宿に着く。 新宿のバスターミナルは東京五輪に向けて新設された。

名称が「バスタ新宿」という。 ミナルがどこかへ消えてしまう程の流動性を誇る。

その後日暮里に移動し成田空港行快速電車に乗ったのは10時半。

これで12時前には空港に着く。

台湾へのフライトは13時だから余裕を持った移動である。

今回の旅は多くの方から出資して頂いているので間違いが許されない。

やればできる子でもあるゲバラ。 

早め早めのカモ運転で成田空港まで到着するはずだったが・・

京成の高砂駅辺りで電車はギギギーっと止まった。

そうまさかの人身事故である。 

一つ前の電車に人が飛び込んだそう。

我々乗客は一旦高砂駅で降ろされ電車の復旧を待った。

辺りでは京成電鉄に責任を問う人もいたが、飛込みだけは防ぎようがない。
乗客の中にはこのせいでフライトに間に合わなかった人もいるはず・・

人生初の人身事故がよりによってこんな時に・・ である。

朗報は意外と早かった、高砂駅は千葉線と北総線の分岐駅であり北総線で空港まで行けると分かったが、裏を返せばあと一駅進んでいたらこれから始まる台湾レポートは白紙になっていた。

 

今回利用する飛行機はバニラエアというLCCで成田~台湾往復(空港利用税込み)

17000円という安さ 

皆さんもぜひご利用下さい。

 

機内は座席が少し小さめ、飲食が別料金だけどたった4時間半なんてことは無い。

ビールを飲んでいるうちに台湾が見えてきた。

17時台北桃園空港に着いて入国ロビーを出て台北市内行のシャトルバスに、そして18時には台北市内に到着。 

当初はマンガ喫茶に泊まろうと思っていたが、明日からの事を考え平らな所で寝ることにした。

泊まったのは台北駅前の隠れ家通称 李Jongの家 

昔はHappy Family2というゲストハウスを運営していたオーナーのJongなんだけど今はその看板も外しクチコミだけで宿を運営している変わり者だ。

今回も初日と最終日にお世話になったけど、どちらも男女混合の相部屋でニヤニヤしながら鍵を渡してくる。

セキュリティ上あまり詳しい事が書けないが、なんというか・・ Jongはあまり鍵を閉めない。
 

 

宿に荷物を置いてまず向かったのは華陰街の珍珍水餃という餃子屋、ここの韭菜水餃は絶品でよく来る店の一つ。 

蒜泥というニンニク醤油に浸して食べるべし。

 

それと猫が可愛い龍門川味という店をはしごした。

今回が3度目の台北、勝手がわかる分、油断したんだと思う。

ジワリと便意を感じ店を出たがもはやJongの家までは無理だと悟った。

近くにある中山門地下街の階段を下りていったが途中で引き返した、それも無理だと

とにかく今回の腸腸トレイン号は展開が早い。

これから先はご想像下さい。

 

誤爆することなくJongの家に戻った。

ストレッチをしてから寝入ったがこの宿近辺の騒音は相変わらず酷い。

おまけに同部屋の白人女が寝返りをうつ度に発情期をアピールして困る。

年増のババアだから問題なかろう、とJongの判断で男女2人きりの同部屋になったのだけど、こういう隠れ家宿に来る時点で精神的には若いのだし、それこそ昔はブイブイ言わせてたんだろう。 

                                             つづく